森崎繭香さんに教わる”レシピの作り方” | 暮らし上手

テーマ:クリスマススイーツ

そもそもレシピってどうやって考えて、どんな工夫があるの? 同じテーマでも、料理家さんによってさまざまなレシピがあります。お菓子/料理研究家の森崎繭香さんに“クリスマス”をテーマにレシピの考え方から工夫を教えてもらいました。『ラズベリーホワイトチョコレアチーズムース』を調理実演していただきながら、普段は聞けない料理家さんのお仕事についてうかがいました。

お菓子のレシピは計量が基本

お菓子作りといえば計量。普段のお菓子作りでも「ちょっと多いけどいいかな?」が仕上がりを左右する。レシピを作る時は、試作からきちんと計って、ちょうど良い仕上がりに材料を調整していく。「お菓子の試作は一度で終わると思わないことですね。何度も調整してやっと満足のいく仕上がりになることも多いですね。(森崎さん)」

読者が作りやすい工夫をする

プロのレシピは本当に奥が深い。生地の混ぜ方でも“さっくり混ぜる”“切るように混ぜる”“軽く混ぜる”“しっかり混ぜる”などさまざま。この表現一つが仕上がりを左右します。「お家で作りやすいことを大切にしています。例えば、材料の使い切り。今回のレシピでは、生クリーム1パック(200ml)を1度で使い切れるようなレシピにしています」

スポンジケーキをきれいに切るコツ

スポンジケーキをきれいに切るコツの中の文章
見た目を美しく仕上げるのもプロの仕事。回転台などがあると便利。スポンジケーキは、まず最初に切りたい位置に刃をあててスポンジの周りに線をつける(この時、線の位置に爪楊枝などで目印をつけても良い)。その線に沿って刃を入れて全体の1/3まで切って包丁は抜かずにケーキを手前に回し、位置を変えてまた1/3まで切るのを繰り返し切り進めていくと、斜めにならずにまっすぐ切れる。

スポンジにはシロップを塗る

スポンジの断面に刷毛でシロップを塗ります。今回はラズベリージャムとキルシュ(お酒)をシロップに。このひと手間で、スポンジの乾燥を防げるだけでなくクリームとのなじみが良くなります。また、香りづけにも一役買ってくれるので、美味しく仕上がります。子どもが食べる場合は、オレンジジュースなどでもOK

分量は少し余らせるぐらいに

レシピの分量は、多めに作る。スポンジの周りを覆うムースが足りなくなったらケーキが完成しないので、クリームを泡立てすぎて多少固くなってしまっても足りるよう、若干余るくらいに作るのがポイントです。「余り過ぎるのはよくないので、小さなコップに1杯分余るくらいが目安ですね。(森崎さん)」

フルーツを飾って仕上げる

ムースを冷やして型から抜いたら、ラズベリーとミントを盛り付ける。お洒落で素敵なクリスマススイーツの完成です。「雑誌の雰囲気や読者層によって完成のイメージを作ります。暮らし上手の誌面の雰囲気とクリスマスというテーマを考えて、この盛り付けにしました(森崎さん)」

たまごさんへ宿題!

30分で作れるクリスマススイーツを考えてみよう

今回、参加したメンバーは、降矢絵莉子さんと山崎ぼぶさん。2人には、今回のレクチャーの宿題として、30分で作れるクリスマススイーツを考えてもらいます(焼く時間、冷やし固める時間は除く)。どんなレシピがでてくるのか、次回の更新でご紹介します。

今回の先生は

森崎繭香さん

素材の味を生かしたレシピが得意。雑誌やテレビの他、企業のレシピ開発など幅広く活躍する。近著に『カスタードのおやつ』(誠文堂新光社)がある。

森崎繭香さん