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【2017/8/3】コウ静子さんの身体を整える夕食

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2017/08/03

【2017/8/3】コウ静子さんの身体を整える夕食

「カボチャの葉のすいとん汁」
庭では毎夏、カボチャを育てます。と言っても実を食べるためではなく、葉を楽しむため。カボチャの葉はやわらかいうちに摘み取り、蕗のように茎のほうから筋を除いて、アクが出てくるまで揉みます。煮干しで取ったダシに入れて煮、小麦粉を水で溶いた生地をスプーンで落とし入れてすいとん汁にします。カボチャの葉のほのかな苦みと優しいとろみ、もちもちしたすいとんが、夏の暑さで疲れた身体を癒してくれる優しい味わいです。庭では季節ごとに野菜やハーブを育てています。ある夏、ズッキーニもカボチャの仲間、葉っぱも美味しいのではと思い立ち、すいとん汁にしてみると、とても美味しいスープになりました。ズッキーニで、かぼちゃでと幾度もすいとん汁を作り、この夏は、食卓をより一層楽しんでいます。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

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