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「カラダごはん 体を潤すチャメ(マクワ瓜)のナムル」コウ静子

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2018/08/02

「カラダごはん 体を潤すチャメ(マクワ瓜)のナムル」コウ静子

韓国の夏の風物詩とも言えるチャメは、夏になるとスイカと並んで、最も食べられる果実です。チャメはウリ科の果実。メロンのように食べるのが一般的ですが、私はナムルにして野菜としていただくのが夏の楽しみです。皮が薄く柔らかく、また元気を与えてくれる黄色を生かしたいので、皮ごと使います。チャメを洗って塩でこすり、流水で洗い流して表面の汚れを除きます。縦半分に切り、種を除いてスライサーで薄切りにしてから、少量の塩だけで和えます。調味はそれだけ。チャメの優しい甘さと瑞々しさが体を潤し、暑さ疲れを癒してくれます。チャメは日本ではマクワ瓜と呼ばれる果実です。様々な種類がありますが、皮が黄色みをおび、甘味があるもので是非一度お作りいただければと思います。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

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