LIFESTYLE

感性を育む家族の食器棚|『草s o 』店主・畑中美亜子さん

2018/03/05

感性を育む家族の食器棚|『草s o 』店主・畑中美亜子さん

こだわり、使いやすさ、あなたの想う理想のキッチンってなんですか?
6 年続けた青山の器屋さんを閉店後、生活の拠点を千葉県・鴨川へ移した畑中さん。
家族と過ごす温かい台所を、拝見します。

好きな器を使うことで、ものを大切にする心を子どもにも伝えたい

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堀仁憲さん作の湯のみは「お茶よりも、バナナとヨーグルトや、アイスクリームを入れるのに使うことが多いです」と畑中さん。
外側に施された“しのぎ”という技法もこの器の好きなところ

千葉県鴨川市。大小さまざまな田が段々に連なる名景〝大山千枚田〞の近くに、畑中美亜子さんが暮らす住まいがある。見渡す限り緑が広がるのどかな風景の中、家の窓からは気持ちよく風が抜ける。

以前は、青山で器の店『草so』を営んでいた畑中さん。
ふたり目の出産を機に、自然を感じる暮らしを求めて鴨川へ。
「前回の引越しで荷物をかなり整理したんです。不要品は処分、使わない器は人に譲ったりして。とにかく器と洋服が多くて、こんなにものを所有してたのかとびっくりしました(笑)」

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青山のイシイコレクションで鍵の細工にひと目惚れし「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで購入した」箪笥は来客用の食器棚として。
取り外せる棚もそのまま使用

所持品をそぎ落としていく一方、器の棚は転居をした際に新調をしたもの。リビングには明治時代の帳簿箪笥を購入し、お客様用の飯碗と漆の汁椀、グラス類を入れている。毎日使う台所の食器棚は、DIYが得意なご主人の自信作だ。棚に並ぶ器には、母として、そして器好きとしての畑中さんの考えがうかがえる。

「うちには子ども用食器は置いておらず、子どもたちは大人と同じ陶器や漆の器を使っています。プラスチックのものとは違う、口や手に触れる感覚を幼い頃から育んであげたくて。彼女たちも子どもなりに大切に使っているようですよ」
 
家族の食事を、お気に入りの器で。畑中さんが家族と過ごす大好きな時間。

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野菜は地元の直売所で購入。
その季節に採れたものしか並ばないので、自然と旬を味わえるそう。
ふぞろいなかたちもご愛嬌

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台所は厨房をイメージして業務用のシンクやコンロを設置。
食器棚は写真正面奥(扉付き)と手前左のふたつ。
どちらもご主人自慢の手づくりで、ふだん使う器を収納

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夫婦そろってプロ顔負けの料理上手。
この日の昼食はラタトゥイユ、カボチャのサラダ、インゲンのクミン炒めと、
畑中さん特製の手作りパン特製の手作りパン
 

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家族で囲む食卓は畑中さんの大好きな時間。
ご主人が仕事で独立したこともあり、以前より皆で過ごす時間が増えたそう

 

次回公開記事では畑中さんの愛用品をご紹介

畑中さんが普段使いする愛用品とは? また器を選ぶ基準とは?

はたなかみあこ
作家の器を扱う『草 so』店主。
昨年、6年間続けた青山店を閉め、家族4 人で千葉県鴨川市へ移住。
2010 年10 月より自宅の一部でカフェと器店を始める。2016 年
より本格的に米作りをはじめ、現在は米作りとワークショップ、イベント出店を中心に活動。http://www.so-kurashi.com