2021/10/07

こんにちは。暮らし上手編集部です。
前回は「暮らし上手の家計簿」ができるまでについて対談形式でお伝えしましたが、
今回は、暮らし上手の家計簿の変遷について見ていきましょう。
暮らし上手編集長の河崎と、家計簿の編集担当、大垣の対談を通して、
暮らし上手の家計簿、8年の歴史をたどっていきます。
〈Profile〉
・暮らし上手編集長 河崎秀明
出版社編集、編集長を経てPEACS入社。料理ムックmy life recipeなどの編集に携わる。食の分野での編集経験が長く、かかわった料理本は数百冊を超える。料理は食べるのも作るのも好き。
・暮らし上手の家計簿 編集担当 大垣柚月
2018年に出版社に入社。暮らし上手編集部を経て現在はアウトドアメディアに携る。年に一度、家計簿を作るときのみ、暮らし上手編集部に出戻りをしている編集担当。趣味は日用品店に足を運ぶこと。
河崎:まずは、2015年からの「暮らし上手の家計簿」の変遷を見ていきましょう。ずらりと並んだ表紙を見るだけで、歴史を感じますね。
▲紺、緑、青など、毎年色とイラストの変遷が楽しい「暮らし上手の家計簿」
大垣:そうですね。まず目を引くのは、表紙それぞれのイラスト。このイラストは、イラストレーターのparayuさんが、毎年描いてくださっています。
河崎:料理に使うもの、日用品、花や植物など、日々の暮らしを彩るさまざまなイラストがずらり。これだけ素敵だと、持っているだけで楽しくなりますね。
では、ページをめくって、2015年版からの中身の変遷も見ていきましょう。
▲「暮らしのよもやま話」「こよみごと」など、毎年役立つ情報が満載
大垣:2015年版では、「暮らしのよもやま話」として、暮らし上手の料理家さんのさまざまな小話が入っていました。2016年〜2019年までは、季節の植物や旬の食材について入っています。
河崎:2017年までは月ごとのカレンダーの上に、その月の目標を書くスペースがありますね。それが2018年からは、「小寒」「大寒」など、二十四節気をわかりやすく解説して紹介。季節の移り変わりを感じられるのが嬉しいですね。
▲月のごとに目標を書くスペースを記載したもの(左)と、二十四節気を掲載したもの
大垣:そして2020年からは、季節ごとのレシピが登場! その季節に作っていただきたいおすすめのレシピを紹介。読者の皆さまからも好評で、たくさんの方にご愛用いただけているようで嬉しいです。
▲反響も大きかった、月ごとのレシピ
河崎:「暮らし上手の家計簿」ならではですね。
さらにページをめくってみましょうか。
大垣:発売当初から変わらない特徴は、「食べたもの」の記入欄があること。食べたメニュー以外にも、盛った器や作りおきしたものをイラストで記入したりと、楽しみが広がります。
▲「食べたもの」の記入欄があるのが特徴。日々、記録するのが楽しくなる
河崎:その上でお金の出し入れを記入する欄ももちろん、しっかりとありますね。
大垣:お金の記入欄は、細かい項目を設けず、自由に書けるようになっています。お金の使い道は人それぞれですから、どんな人にも寄り添えるものに近づけたい。そこがこの家計簿の魅力になってくれれば嬉しいです。
河崎:2016年からは、「meal」の欄に、マークもついていますね。小さな変化ですが、記入するのがより楽しくなりますね!
そして2018年からは、「購入したもの」の欄が方眼に変化。
▲ 朝、昼、夜とそれぞれマークのついた記入欄
▲購入したものの記入欄が方眼に。より自由に書けるように進化
大垣:はい、それまで罫線で区切られていたのが、それぞれの人がより自由に記入できるよう、方眼スタイルに進化しています!
河崎さん、あと、付録にも注目してください。
▲毎年楽しく変化するシールの付録
河崎:おっ、2017年から2019年にはシールが!
大垣:はい。2017年は「作りおきの日」「誕生日」などイベントのシール、2018年は予定やお金の出し入れなどを自由に色分けできるドットシール、そして2019年にはドットシールに加え、月ごとに貼ることでページを開きやすくするインデックスシールつきなんです。
河崎:表紙に巻いてある黄色い帯の折り返し部分にも特徴がありますね。
▲ 折り返し部分が便利なしおりに
大垣:はい、この部分に、切り取って使えるしおりを仕込みました。これを使うことで、家計簿を手早く開けるようにしました。2020年にはしおりに定規の機能もつけました!
河崎:そして2020年からは、レシートポケットつきに。
▲ レシートの保管に欠かせないポケット
▲ テープで補強すればたくさんのレシートもこの通り
大垣:はい、私のように、毎日ではなく、ある程度まとめてから記入するという方もいらっしゃるので(笑)、レシートポケットは、そんな人にも役に立つかと思います。
河崎:今日は、実際に大垣さんが使っている「暮らし上手の家計簿」を、持ってきてくれているのですよね。
大垣:恥ずかしいですが、こちらです。まずは、2018年のものから。
▲ 食べたものも購入したものも、楽しみながら細かく記入!
河崎:おっ、「購入したもの」の欄は、「食費」「雑費」「交通費」「クレジット」にご自身の字で分けていますね。
大垣:はい、これが当時の私にはぴったりの項目でした……。方眼なので、線も引きやすいんですよ。
河崎:大垣さんのライフスタイルが垣間見えていいですね。1年後、2年後など、振り返って見るのも楽しい!
もう1冊の家計簿は、出費を色分けしていますね。
▲ 購入したものは、自身の色鉛筆でわかりやすく色分け
大垣:はい、2019年以降は、色分けをして使っています。赤は食費、黄は雑費、緑はクレジット、青が交通費というように分けています。☆は交際費や旅費などですね。
河崎:to do欄も、しっかり埋めていますね。
大垣:書くと頑張れる気がするんです。
河崎:いいですね〜。1冊の家計簿をベースに、自分自身のライフスタイルや好みに合わせて自由に記入していく、記入するペースも無理をしない、それぞれのスピードで記入する。そんな受け皿として、「暮らし上手の家計簿」が進化して、寄り添っていけるなら、こんなに嬉しいことはないですね。
読者の皆さまにも、思い思いの使い方で、ぜひ、「暮らし上手の家計簿」を楽しんでいただきたいです。
text:島田奈津子
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