台所は毎日を少し幸せにしてくれる場所です。その中でも重要な位置を占めるのが食器棚。器やカトラリーがたくさん詰まっていて、持ち主の個性や世界観が凝縮されています。本書は個性的な食器棚を多数紹介。器の選び方や収納の工夫など生活のヒントが満載です。エッセイストや料理家、10人の暮らし上手に食器棚を見せてもらいました。お気に入りの器にいつものゴハン盛りつける喜び、いますぐ真似できる等身大の暮らしがあふれています。自分が最も落ち着ける台所に一歩近づくためのアイデアを提案する、読みごたえたっぷりの一冊です。

Contents

「私がこの世で いちばん好きな場所は 台所だと思う」
──吉本ばななさんの小説『キッチン』の、冒頭の一節です。
主人公の桜井みかげのように、
台所は料理好きにとって、
家中で最も自分が自分らしくいられる、
ほっとひと息できる場所です。
使いこまれたふきん、しっかり磨かれたタイル、
機能的な場所に配された
フライパンや鍋などの台所用具・・・。
そして、その台の中でも、
重要な位置を占める食器棚。
書斎でいう本棚にあたる、
その人の個性が現れた空間には、
持ち主の世界観がぎゅっと凝縮された
器やカトラリーが詰まっています。
本書で登場いただく方々の台所、
そして食器棚には、
選ぶ器や収納の工夫など、それぞれに
真似したくなるヒントがいっぱいです。
でも、彼らだって、
たくさんのものを見て、失敗して、
いまに辿りついているのです。
彼らの台所をヒントに、たくさんのものを見て、
自分が最も落ち着ける世界にたどりつくための
ほんの少しの近道となれば・・・
そんな気持ちで本書をつくりました
日々の暮らしの中でほっとできる、“いちばん好きな場所”、
そんな台所があるって、
素敵なことじゃないですか?

おすすめの記事

こちらの本もあなたにおすすめ