CULTURE & ART

世界中から集められた「ストーリーのあるもの」と出会える『Master Recipe京都祇園店』がオープン

2018/12/21

世界中から集められた「ストーリーのあるもの」と出会える『Master Recipe京都祇園店』がオープン

暮らしを丁寧に楽しみたいからこそ、毎日の暮らしの中で手にする生活道具やキッチン用品、インテリア、器などは、本当にいいもの、一生大切にできるものを、“自分のものさし”で選びたい、という人は多いのではないでしょうか。そんな人に、ぜひ訪れてほしいお店が京都に登場しました。

一生モノに出会えるショップが京都・祇園にオープン

『Master Recipe(マスターレシピ)』

11月23日(金・祝)祇園にオープンしたばかりの『Master Recipe(マスターレシピ)』。Master Recipeは、インテリアショップ『Francfranc』が2017年にスタートした商品ラインの一つで、今回独立した新ブランドとして直営店が誕生しました。八坂神社からもほど近い祇園の小道に佇む店舗は、古都の街並みになじむ美しい外観が印象的。中へ入ると、白を基調としたモダンな空間が広がり、ギャラリーのように丁寧にディスプレイされた商品を、じっくり吟味しながら見て回ることができます。

 

世界中からセレクトされた「ストーリー」のあるプロダクト

REICHENBACH(ライヒェンバッハ)ここで扱うのは、世界中からセレクトされた「ストーリー」のあるプロダクト。例えば、ドイツのREICHENBACH(ライヒェンバッハ)の食器シリーズ「NOMUS(ノムス)」は、そのデザインやカラーリングはモダンで、使いやすさ、インテリアとしての美しさまで計算された最新プロダクトである一方で、その歴史は1900年にまで遡り、もともとは9人の地元の絵付師が集まって始まったローカルな工場だったのだそう。200年以上も受け継がれてきた技術やもの作りへの思いが、目の前のお皿やカップに込められていると思うと、器を使うひと時も豊かなものになりそうですよね。

伝統工芸品とのコラボレーション

また、Master Recipeでは、日本に残る伝統工芸品とのコラボレーションも実施。国内に数十人しかいない駿河竹千筋細工の職人で唯一の女性かつ最年少の神谷恵美氏が手がけるアイテムも取り扱っています。驚くほど繊細な手仕事が息づく千筋細工は、虫籠や風鈴などが定番アイテムですが、Master RecipeではFrancfrancの世界観でアレンジを加え、キャンドルホルダーなどを企画・製作。

Francfrancの世界観

新たな魅力を備えた工芸品は、地域で愛されるだけでなく、駿河竹千筋細工を知らない人にも、暮らしを彩るインテリアとして、抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。ともすれば古いイメージのある工芸品ですが、Master Recipeで出会えるものたちは、その工芸品としての美・造作・温もりを留めながらも、現代風にアレンジされ、暮らしの中へ取り入れたくなるものばかりです。

patricia-vieljeux

フランス ブルゴーニュ地方の土を使用した、作家パトリシア・ヴィエルジューによるオブジェ作品。ボウルやカップ、オブジェなど、重厚さと素朴さが共存する独特な質感が印象的。3,000円~160,000円

フラワーベース

岐阜県土岐市駄知町で1987年にはじまった作山窯。ろくろで製作されるフラワーベースは、美しいフォルムと窯の中で変化し、焼き上がるまでわからないという窯変釉によるオンリーワンの表情が魅力。4,000円~8,000円

価格帯がお手頃なものも多いので、お祝い品を選ぶ時も重宝しそうです。地下1階から地上2階に及ぶ店内には、550ものアイテムが揃うので、宝物探し気分で感性と共鳴するものとの出会いを楽しんでみてください。

 

■Master Recipe京都祇園店
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-125
営業時間:11:00~19:00
休み:不定休
TEL:075-551-7100
URL:https://masterrecipe.jp

ライター:酒井あやこ

x
x