FOOD & RECIPE

「カラダごはん」vol.1 コウ静子

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2017/11/30

「カラダごはん」vol.1 コウ静子

「体を潤すむかごごはん」

肺、腎、胃腸の働きを高める山芋。咳をしずめ、消化吸収を高め、体を潤し滋養強壮によく、山芋を乾燥させたものを「山薬」と呼び、生薬としても利用されています。
むかごは山芋や自然薯などの蔓になる球芽、山芋の赤ちゃんです。
ポロリと地面に落ちると、春にはそこから芽を出し山芋になるのです。
美味しさと栄養がギュッと凝縮されたその小さな姿がなんとも愛らしく、見かけるとつい手に取ってしまいます。
まず作るのはむかごごはん。
むかごはしょうゆをふって炒り、白米、塩と一緒に炊き込みます。
シンプルだけど滋味深い味。
沖縄に自生する雲南百楽という薬草にもむかごのような球芽がつきます。
沖縄に行くとたくさん買い込んで、むかごごはんや素揚げにして楽しみます

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

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