FOOD & RECIPE

「カラダごはん」vol.17 コウ静子

タグ:

2018/04/12

「カラダごはん」vol.17 コウ静子

「春の揺らぎにセロリと鯵の南蛮漬け」

春はイライラしたり、情緒が不安定になったりと、気が上って熱を帯び、体の上の方に不調が表れやすい季節です。
セロリの旬は春。
気を下ろし、目の充血や頭痛などを和らげ、セロリの香りが気の巡りを整え、心を落ち着かせてくれます。
また、春は陽気が高まりから肌が緩む季節でもあります。
酸味のあるもので、毛穴を引き締め、肌の揺らぎを整えます。
豆鯵は手で腹わたを取り除き、塩水で綺麗に洗って水気をふき、小麦粉をまぶして揚げます。酢、黒酢、はちみつ、しょうゆ、鷹の爪を煮立て、熱いうちに
揚げたての鯵とセロリ、パプリカ、玉ねぎなどを漬け込みます。
さわやかな酸味が、心身をすっきりと整えてくれます。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

x
x