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LIFESTYLE

BREAKFAST STYLE⑤ 朝食は私のパワーの源|森田三和さん

2018/05/14

3 度の食事の中で朝ごはんが一番好きと話す森田さん。
どんなに忙しくてもパワーの源である朝ごはんは毎朝しっかりといただきます。
盛りだくさんの朝食を取る秘訣とは?

朝ごはんは〝元気な一日のもと〞

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軽くトーストした天然酵母のイングリッシュマフィンにバターを塗って、とろとろの卵や加熱することで甘みが増したキャベツなどをのせていただく。通常の朝食はこの他に、味や栄養のバランスを考えてフルーツやヨーグルトを添える

 

森田三和さんの朝は早い。東の空が白み始める前に起き、パンの仕込みを開始する。
ご主人に込みの一部を手伝ってもらうものの、生地をこねたり、成形したり、パン作りで大切な工程はすべてひとりでこなす。

「夜中の2時に起きて仕込みを開始します。時間を言うとみなさん驚かれるけれど、うちのパンは発酵機を使わずに自然発酵。気候や温度に合わせて仕込む必要があるし、いろいろな種類を少しずつ作るのでどうしても早起きになりますね」と、森田さん。

聞けば、昼寝もせずに閉店まで作業はノンストップ! 
そのパワーの源が気になりうかがうと、「朝ごはん!」と明快な答えが返ってきた。
「パン作りで忙しい朝でも、朝食はきちんと食べたい派。
朝ごはんは〝元気な一日のもと〞だと思っているので、睡眠時間を多少削ってでも朝ごはんの時間を確保します。夜中の2時に起きるも、そのため(笑)。
朝食の時間までにパンをこね上げ成形まですませれば、焼いている時間を朝ごはんの時間にしっかり使えますから」と、なんだか嬉しそう。

……というのも、森田さんにとって朝ごはんは、3度の食事の中で一番好きな時間。
爽やかな朝の光の中で家族揃って食べる朝食は、これまた格別な味に違いない。
話をしているうちに、手際よく作った朝食がテーブルに並ぶ。
この日のメニューは、森田さんが作る自慢のパンと、野菜がたっぷり入ったスープ、ヨーグルト、フルーツ、そしてコーヒー。
「朝はきちんと食べたい」と話すだけあり、その内容は盛りだくさん!

「栄養バランスを考えると、朝の野菜は欠かせません。生野菜をサラダで食べたり、スープにしたり……。スープにして煮込むと野菜のかさが減るので、自然とたくさん食べられるのが嬉しいです。それに、寝ている間に失われた水分を補う意味でも、朝のスープはおすすめ! 夏には、冷製スープを用意することもありますね」
 
とはいっても、朝からスープを作るのは、ちょっと大変なのでは?
「スープを作るというと手間のかかるイメージが強いですが、実はとても簡単! 朝のスープはスープストックを使わずに、素材の力と道具の力を借りて、ささっと作ります」
 
15分足らずで完成した簡単スープ。ひと口味見させてもらうと、これが不思議! 
手軽に作ったスープなのに、野菜の自然な旨味がぎゅっと凝縮されているのがわかる。
食べると「よし、今日も頑張ろう!」と、前向きな気持ちになることができる、森田さん流の〝元気な一日のもと〞。身体が目覚めるスープを、ぜひお試しあれ。

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朝はどんなに時間がなくても、きちんと朝ごはんを食べる。さらに、朝から野菜をしっかり摂れるメニューになるよう工夫を。野菜はサラダなど生で食べることもあるが、週に数回はスープに。加熱することでかさが減り、自然とたっぷり食べられる

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味噌が隠し味のコクのあるスープには、イングリッシュマフィンなどシンプルなパントマトスープの場合はチーズトーストを合わせるなど、スープに合わせてパンの食べ方や味わいを変える

 

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キャベツやベーコン、卵が入ったボリューム感のあるスープの場合、パンに合わせることを前提に汁をわずかに少なめに仕上げる

森田さんの愛用品

『金網つじ』の焼き網

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セラミック網がついているので、遠赤外線効果で香ばしく焼ける。
「美味しく焼けるだけでなく、焼き上がりが早いのもいいですね」

 

『フィスラー』の鍋蓋

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鍋以上に、蓋にこだわりがあるという森田さん。
「重くしっかりとした蓋は密封性があるので蒸し焼きなどが美味しくできます」

 

『ストウブ』のピコ・ココット

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蓄熱性が高く、無水調理ができる『ストウブ』は、水分が出やすい野菜をたっぷり使ったスープを作る時に活躍。最も出番が多い鍋

 

≪森田さん教えて!≫

Q:朝食作りでよく使う食材は?
A:キャベツや玉ねぎ、トマトといったなじみの野菜と、塩昆布やベーコンなどすぐに旨味の出る素材です

Q:欠かせない調理道具は?
A:厚手の鍋ですね。蓋がしっかりしまるものを使うと野菜の旨味を逃がしません

Q:森田さんにとって朝食とは?
A:3食の中で一番好きな時間。朝ごはんはきちんとバランスの良いメニューを食べたいですね

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【PROFILE】
もりたみわ
1997年、奈良に「ミアズブレッド」をオープン。毎日食べても飽きない美味しいパンが好評を博す。パン作りのワークショップは沖縄から訪れる人もいるほど人気。著書に『ミアズブレッドのとっておきのサンドイッチのつくり方』(中央公論新社)など

 

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朝時間を毎日豊かに楽しむための”朝食”の本

気持ちのよい朝のはじまりは朝食から。丁寧にダシをとった味噌汁、バターたっぷりのふわふわオムライス、栄養満点のスムージー。
爽やかな陽射しの中、朝ごはん習慣をはじめてみませんか? ちょっと贅沢な気持ちになれて、早起きの特権ともいえる朝食は、あなたにとって元気の源?  至福の時? 朝からしっかりとご飯を食べることが、充実した一日を過ごすきっかけになるはずです。明日からいつもより早く起きて、美味しいモーニングライフを。

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