FOOD & RECIPE

「カラダごはん」vol.11 コウ静子

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2018/03/01

「カラダごはん」vol.11 コウ静子

「健康と福を願う新春のお月見」

旧暦は月の満ち欠けに太陽の動きを加えて起算され、
月が丸く満たされる満月の日が大切にされています。
旧暦の新年が始まって最初に迎える満月は、健康と福を願ってお月見をします。
新春のお月見に作るのがこの薬飯(ヤッパ)です。
薬飯はちみつ、ごま油、なつめや栗、松の実などを混ぜ込んだ、やさしい甘さの香り良いおこわのようなもので、滋養に良い食材をふんだんに使うことから薬飯と呼ばれます。
一度蒸したもち米に、しょうゆやカラメルソースなどを加えて混ぜ、味と香りをなじませてから、再び蒸し返すことで風味豊かな薬飯に仕上がります。
今年も皆さんが健康でたくさんの福が訪れますように。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

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