FOOD & RECIPE

「カラダごはん」vol.2 コウ静子

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2017/12/07

「カラダごはん」vol.2 コウ静子

「冬の白いピクルス」

12月になると何故だかしばらく会っていない友人の顔浮かんだり、気のおけない友人と話したくなったり。
ワインを飲みながら食卓を囲む時間が、12月の慌ただしさを心地よいものにしてくれます。
そんな集いの時間には白い野菜を集めたピクルスを作ります。
蓮根やカリフラワーはさっとゆでて、
蕪は塩をふってしばらくおいて水気をきり、
ワインビネガー、水、洗双糖、塩に黒胡椒やジュニパーベリー、生姜、赤唐辛子などを加えて煮立たせ、野菜と合わせます。
たっぷり作って大きなガラスジャーに入れると、まるでブーケのよう。
蓮根は体を潤し、蕪は体を温め、カリフラワーは胃腸の働きを高めます。
また、酢は消化を促し、血の巡りを補います。
12月は体に負担がかかりがちな時期でもあります。野菜のピクルスがあれば、なんだか安心。体も食卓も潤います。

コウ静子

料理研究家コウ静子

料理研究家。料理研究家である母、李映林氏のアシスタントを務めたのち独立。韓国薬膳要素を取り入れた、身体に優しい料理に定評がある。雑誌や書籍、テレビ番組などで活躍中。著書に『症状別 不調の時に食べたいごはん』(家の光社)などがある。

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