FOOD & RECIPE

「わたしの胃袋ごはん」vol.9 暮らし上手のたまごさん 山崎ぼぶ

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2018/03/13

「わたしの胃袋ごはん」vol.9 暮らし上手のたまごさん 山崎ぼぶ

毎朝、隣の家から匂うシャンプーの香り。
きっと隣の家の人は、朝シャン派なんだろう。
換気扇の匂いは、他人の家の生活が垣間見える瞬間でもあって、
昔から帰り道の晩ごはんの匂いを嗅ぐのが好きだった。
「玉ねぎの炒めた匂い」「バターの香り」「魚の香ばしい匂い」
今日の晩ごはんはなんだろうと想像する。
考えてみると少し変態っぽいが、おかげで想像力は豊かになった。
中でもカレーライスが一番わかりやすい。
わかりやすいからこそ、普通のカレーじゃつまらない。
明日はホワイトデーだから私は予想を裏切って
「キーマカレー」にしようと思う。
玉ねぎ、ニンニク、セロリを炒めて香りを出したら、挽肉を加えて色が変わるまで炒める。
甘い匂いがキッチンに広がったら、水を加えてひと煮たち。
少しの牛乳、削ったルーを加えてグツグツと煮詰める。
その間に、目玉焼きを作ろう。
ゆっくりと卵をフライパンに落としてなるべくまあるく仕上げる。
パクチーとアーリーレッドは水にさらしてパリッとさせよう。
きっともうすぐ帰ってくる。
家の外はカレーの匂いに違いない。匂いで掴むぞ胃袋ごはん。

スタイリング:木村遥

山崎ぼぶ

暮らし上手のたまごさん山崎ぼぶ

料理家アシスタント・編集アシスタントなど様々な角度から料理について学ぶ日々。美味しいごはんと美味しいお酒が元気の源の24歳。